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【録画講座※受付3月24日まで】日本の神々と仏教!仏教伝来で日本はどう変わったのか?

【講座の録画参加受付中】※参加受付3月24日まで

日本の神々と仏教! 講師アンダソヴァ・マラル

仏教伝来。
その時、日本の思想・文化が一変しました!

「神」から「仏」へ変わる時
日本人に何が起こったのでしょうか?

政治、信仰(神の観念)、善悪、死生観、女性観、etc…
あらゆるものが変わっていきました。

仏教とはいったい何なのでしょう?
神とともにあった日本人はどう考えていたのでしょう?
仏教以降どう変わったのでしょうか?

『古事記』『日本書紀』と、日本最古の仏教説話集『日本霊異記』を読み解きながら学んでいきます。

講師は古事記講座につづきカザフスタン出身のアンダソヴァ・マラルさん。
マラルさんは大国主命に恋をして、日本にやって来た日本神話の研究者です。
誰よりも日本神話への熱い思いをもつマラルさんから神話から仏教へと移行を学びましょう!
日本文化の価値が分かることでしょう!
ぜひご参加下さい!!

ーーマラルさんより講座説明ーー
仏教は紀元前5世紀にインドで発生し、西・中央アジア、中国、朝鮮半島を通ってようやく6世紀に日本へ伝来します。仏教の教えは古来から日本列島にあった土着の神々への信仰と違っていました。仏教は人はなぜ生まれてくるのか?死んでからどうなるのか?宇宙はどのように形成されているのか?といったさまざまなことに関する教え(哲学・思想・高度が教学)を持っていたわけです。この教えは釈尊によって唱えられ、釈尊が死んでからその弟子たちによって展開され、最新の文化として日本列島に伝わりました。

講座ではまず、仏教とはどのような教えなのか把握し、それが日本列島に伝わってきた時にどのように受容されたのかを見ていきます。日本列島の人たちが仏教の教学を学ぶには時間がかかっていて、仏教が入った当初、仏は「西の国」「他の国」の神様として理解されていました。また、宮廷の氏族たちの間では、仏教を受け入れるか受け入れないか(崇仏側と排仏側の争い)の争いが起きていました。こういった仏教の伝来に関する話を日本書紀の欽明天皇、敏達天皇の時代の記事から読み解いていきます。

やがて仏教を支持する側が勝利し、仏教がどんどん浸透していきます。9世紀に日本最古の仏教説話集『日本霊異記』が編纂されます。『日本霊異記』の編纂目的は仏教の思想を広めることにあり、雄略天皇の時代から平安時代初期の嵯峨天皇の時代の話を扱っています。講座では『日本霊異記』の説話を読み解き、古事記の神話と比較しながら、神に対する観念、死生観、女性観がどう変わっていったのかをみていきます。

例えば『日本霊異記』には古事記にでてくる黄泉の国についての説話がみられます。ですが、その描写は古事記の描写とは全く違います。古事記では悪い人いい人関係なく、死後、黄泉の国へおもむきます。ですが、仏教の伝来によって「善悪」の概念が生じて、死後の世界観も極楽と地獄というようにわかれていきます。『日本霊異記』にみられる黄泉の国とは悪人がおもむく地獄として描かれ、閻魔王がいる世界です。他に『日本霊異記』では異界へ行って、戻ってきて、そこで経験したことを伝えるという説話(異界遍歴譚)が多くみられます。この話は古事記でみられる黄泉訪問、海神の宮訪問とどう違うのか、仏教思想の伝来によって変容した異界を読み解いていきます。

死生観だけでなく、神への観念もかわっていきます。古事記では、神の命令(ことば)によってすべてがうごくものとして描かれます。ですが、仏教では六道という宇宙の成り立ちをとく構造がもたらされ、神々はその中で「天道」という居場所を与えられます。「天道」とは楽しいことが多い世界ですが、生まれ変わりの迷いの世界を脱していません。つまり、神々はすでに悟りを得ている仏より少し弱い存在です。それで、神々は仏に救済をもとめるという話がでてきます。あるいは神々が仏の教えを守るという話もあります。

仏教は間違いなく日本文化へ大きな影響を与えた宗教ではありますが、その中で古代という時代に焦点をあて、日本の神々と仏教のことを考えてみたいです。

講座内容(予定)
仏教伝来-欽明天皇の記事(日本書紀)/曽我氏と物部氏・中臣氏の戦い/仏は日本の神様と同じレベルで受容された?/最初の出家者は少女だった/死生観の変化(日本霊異記-日本最古の仏教説話集)/いい人も悪い人も黄泉の国へ行く(古事記)/仏教の地獄と黄泉の国は同じ場所?(日本霊異記)/神観念の変化/蛇は祭らなければならない神様(古事記)/蛇は仏法をさまたげる邪悪な存在(日本霊異記)/神仏習合/神は仏に救済をもとめる/神は仏法を守る/女性観の変容/女性は神の妻で、もっとも神に近い存在/仏教の説話からよみとくシャーマニックな存在etc・・・

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【プロフィール】

【アンダソヴァ・マラル】(Andassova Maral)
カザフスタン生まれ。名古屋大学日本語・日本文化研修コースを修了し、カザフ国際関係外国語大学を卒業。2013年佛教大学大学院文学研究科博士課程を修了、博士(文学)学位を取得。2016年国際日本文化研究センター外国人研究員として採択され、後に日本学術振興会外国人研究員として活躍。
学習院大学非常勤講師、上智大学非常勤講師を経て現在はカザフ国際関係外国語大学東洋学科講師、早稲田大学人間総合研究センター招聘研究員。専門は日本古代文学、古代神話。古代神話における出雲とヤマトについて考究している。著書に『古事記 変貌する世界』ミネルヴァ書房、『ゆれうごくヤマトーもうひとつの古代神話』青土社がある。

 

【講座内容】
第一回
仏教の伝来と神観念の変容   仏は神と同じレベルで受容された  

第二回
仏教伝来と死生観の変容   仏教の地獄と黄泉の国は同じ場所

イベント要綱】

【講座の録画参加受付中です】
※参加受付3月24日まで

全2講座  ※1講座のみのご参加も可能です。
時間 各約1時間半
料金   各5000円(税込)
※youtubeの限定公開でご覧いただけます。

下記リンクからお申し込みください。
あるいは TEL 090-6514-1295(奥山) Mail rudraksha@bodaiju.net

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【主催】
本当のスピリチュアル、新しい生き方を伝えていく
『株式会社ルドラクシャ~ 』代表取締役 奥山竜紀

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